セイヨウタンポポ

学名 Taraxacum officinale
別名 ショクヨウタンポポ
西洋蒲公英 分類 キク科タンポポ属 (多年草)
外来のタンポポの意。当初は食用や飼料として移入されたため別名がある。 原産・分布 ヨーロッパ(1904年に北海道で確認)。要注意外来生物
神奈川県
花の時期 4月〜9月


多くの根生の葉の中から花柄を伸ばして先に黄色の頭花をつける。在来のカントウタンポポよりも少し遅く咲き始める。夏に休眠することもなく秋まで花をつける。
単為生殖で結実するため繁殖力が強く、都市部では在来種を駆逐している。日本全国で繁殖していて要注意外来生物、侵略的外来種ワースト100に指定されている。
上野原市秋山 150405


在来種のタンポポと比べると、一般に花柄が短く地面に張り付くような花の咲き方をする。その後、種子を飛ばすときには果柄を長く伸ばす。
東京都海の森公園 190413


花は全て両性の舌状花からなるが、受粉がなくても結実して種子ができる。
上野原市秋山 150405


総苞片が反り返り下を向いているのが特徴。在来のタンポポは総苞片が上を向き萼を包む。
上野原市秋山 150405


冬を前にしたロゼット。葉の裂け方は個体差がある。
上野原市秋山 141109


驚いたことに真冬に花を咲かせていた。
朝方は-5℃まで冷え、地面は凍りついているのに。すごい生命力というか繁殖力だ。
春〜夏でも花茎が短いが、冬の花はほとんど地面にへばりついて咲いているようだ。寒さ対策なのだろう。
上野原市秋山 190107

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