セリバヒエンソウ

学名 Delphinium anthriscifolium
別名
芹葉飛燕草 分類 キンポウゲ科ヒエンソウ属 (1年草) 有毒植物
セリのような葉、ツバメが飛んでるような形の花からついた名。 原産・分布 中国。明治時代に渡来。東京を中心に分布。
神奈川県 川崎市、相模原市の平地、丘陵地に分布を広げている。
花の時期 4月〜5月


外来種ではあるが、葉や花が柔らかく綺麗なせいもあり在来の山野草のように思う人も多そうだ。同じ属の在来種は無い。
セリバの名の通り、よく似た葉はセリ科に多い。ヤブニンジンヤブジラミと混生していると区別がつきにくい。
一年草で繁殖力が強いということは種子の発芽率が高いということか。
駆除するには種子を付ける前、花のときに全部抜き取ってしまえば一網打尽なのだが。
横浜市緑区四季の森公園 160409


葉は3裂片の2回羽状複葉で無毛で柔らかい。
キンポウゲ科であり有毒とされる。
横浜市緑区四季の森公園 160409


茎や葉柄には細毛が密生する。
茎には綾があり、赤味を帯びる。
横浜市緑区四季の森公園 160409


花には長い柄がある。
外側の花弁に見える萼が5枚、うち3枚が後ろに突き出て筒状の距になる。
その中に本来の花弁2枚と、花弁のようになった雄しべが2個ある。
小さいが賑やかなつくりの花。
横浜市緑区四季の森公園 090428


蕾も距が突き出て独特な形をしている。
イルカに例えられたりするが、ヘビが首を上げているようにも見える。
横浜市緑区四季の森公園 160409


花を横から見たところ。葯は黄色だった。
横浜市緑区四季の森公園 160409

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