コメナモミ |
学名 | Sigesbeckia glabrescens |
別名 | ||
小雌ナモミ | 分類 | キク科メナモミ属 (一年草) |
小さなメナモミ。雄ナモミ(オナモミ)に対して雌ナモミと呼ばれた。ナモミは、実が服に着くのでナズム(引っ掛かる)から変化したとする説と、葉を揉んで貼ると虫刺されや切り傷に効くことから菜揉みが語源とする説がある。 | 原産・分布 | 全国。中国原産で弥生時代に渡来したとされる。 |
神奈川県 | 全域に分布する。 | |
花の時期 | 9月〜10月 |
山野の道端や荒地、畑、草地に生える。
草丈は40〜100cmになる。メナモミに比べ小型で茎の毛が少ない。
またメナモミより花の時期が少し遅い感じがする。
節ごとに枝分かれして茎の先に小さな頭花を散房状につける。
ぱっと見た感じがセンダングサに似ている。
上野原市秋山 161013
葉は対生で卵形、翼のある柄があり短い伏毛がある。
★薬効★中風、足の麻痺、血圧効果。生薬名「小きれん」。
9〜10月に全草を採取し陰干し乾燥させたもの。
民間薬として茎葉を揉み、傷や虫刺されに用いられた。
救荒植物として若菜を茹でて食べた。
上野原市秋山 161013
茎は紫褐色で短い伏毛がある。葉柄の翼はそのまま茎を抱く。
メナモミにある長毛が無いので区別できる。
上野原市秋山 151001
頭花は周囲に花弁の先が3裂した舌状花が一列に並び、中心部に筒状花がある。
花床には鱗片があり小花を抱いている。外側に広がった総苞片は5つ。
鱗片、総苞片には腺毛が密生していてイボイボ状に見える。
花は初めは黄色で、後に赤味が加わる。
上野原市秋山 151001
花の終わり。総苞片が外側にさらに突き出る。
上野原市秋山 151012