ハンショウヅル |
学名 | Clematis japonica |
別名 | ||
半鐘蔓 | 分類 | キンポウゲ科センニンソウ属 (つる性低木) |
花の形が半鐘に似て、つる植物なのでついた名。 | 原産・分布 | 本州、九州 |
神奈川県 | 全域の、シイ・カシ帯からブナ帯まで広く分布する。 | |
花の時期 | 5月〜6月 |
山地の林縁に生える。茎は木化する。図鑑により草本、木本の扱いが異なる。
丹沢三ケ瀬川 090531
若い茎は暗紫色を帯び細毛が密生する。
木質化すると灰白色で皮目が目立つ。
上野原市秋山 161107
葉は対生し3出複葉。小葉は倒卵形で裏面に毛が多い。上部に鋸歯がある。葉柄は長いが小葉の柄はほとんど無い。3主脈が目立つ。
上野原市秋山 130515
葉腋から長い花柄を伸ばし、下向きに紅紫色で鐘型の花を一つつける。
花弁は無く、花被片は萼片のみ。萼片は4枚。
花言葉「感謝、心の美しさ」
丹沢三ケ瀬川 100624
蕾。
丹沢三ケ瀬川 100624
萼片の1枚を剥がしたところ。
受粉後で雄しべは見えず子房がすでに大きくなっている。
上野原市秋山 150602
花後には、シャツを脱ぐように萼片が抜け落ちる。
上野原市秋山 130515
果実は痩果。伸びた花柱が3cm程になり熟すと白毛が広がる。
上野原市秋山 130708
つる性ではあるが、地を這うことが多い。他のものに巻きつくのが下手なように見える。対生の葉柄で立木にしがみつく。
上野原市秋山 150520