クロモジの枝で作ったリキュールが好評だった。
調子に乗ってアブラチャンでもできないか調べてみた。
手元の本ではアブラチャンの実を漬けるとあった。あの香りの強い実を漬けることには驚きだった。
ちょうど実は熟してきている。
ものの30分ほどで十分な量の実が採取できた。
熟した実はすでに割れ目が見えていて、摘んでいるうちに裂けてしまうものもあった。
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表面を軽く洗い、ゴミを取り除いてから漬け込んでみた。
実だけで砂糖は0(ゼロ)、ホワイトリカー1.8リットル。
後で砂糖を入れておいた方が熟成が進むことを知った。
ほぼ1カ月したので試飲してみた。
色はかなり濃いい褐色になっている。香りはまさにアブラチャンのそれだった。
恐る恐る味見をするとアルコールの硬さが目立ちクロモジより劣るような感じだった。
ほぼ3カ月が経過した。
香りは以前と同様、味は多少まろやかさが出てきて飲みやすくはなった。
色はやはり濃いので写真では後からライトアップしてみた。