コアカソ

学名 Boehmeria spicata
別名
小赤麻 分類 イラクサ科カラムシ属 (落葉小低木)
仲間のアカソ(草本)に似るが葉が小さいのでついた名。アカソは茎の赤い麻(繊維を採る植物)の意。 原産・分布 本州、四国、九州。朝鮮、中国。
神奈川県 西部に多いが全域に普通に分布する。
用途 特になし。(古代にはカラムシと同様に繊維を利用)
明るい林縁、河原、岩場などに生える。枝はよく分岐して1mほどのヤブ状になる。
叢生した草本にも見えるがれっきとした低木。よく似た仲間のアカソ、クサコアカソは草本(多年草)。


上野原市
秋山
170908
1年枝は基部が緑色、上部が赤色になるが、2年目以降は薄い褐色になり木質化する。

上野原市
秋山
170912
コアカソ茎
葉は対生し卵形で先が尾状に尖る。縁には大きく鋭い鋸歯があり、葉脈は三主脈、葉柄は葉身と同じくらいの長さで赤色になる。
★食★アカタテハ


上野原市
秋山
140807
雌雄同株、雌雄異花
8〜9月に各茎の先に穂状花序を付ける。上部に雌花序(白っぽい)、その下に雄花序(赤く見える)になる。
雌花序は受粉後に伸び長い果穂となる。
花言葉 不明


上野原市
秋山
170912
コアカソ花
多数の雌花が合着して球形の集合花となり、さらに穂状花序を形成する。白い糸状のものが花柱。 雌花序

上野原市
秋山
140815
4つの雄しべと花被片のある雄花が複数集まって花軸につき、穂状花序ができている。 雄花序

上野原市
秋山
140815
果実は痩果、1つは1mm前後で花被片に包まれている。球形の集合果が多数で果穂を作る。重くなり通常は下垂する。

上野原市
秋山
120929

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