ヒロハツリバナ

学名 Euonymus macropterus
別名 ヒロハノツリバナ
広葉吊花 分類 ニシキギ科ニシキギ属 (落葉小高木)
ツリバナに比べ、葉が広いので付けられた名。 原産・分布 北海道、本州(近畿地方以北)、四国。アジア東北部
神奈川県 丹沢のブナ帯に生える。裏丹沢が中心。
用途 特になし
裏丹沢(大室山周辺)でよく目にする。樹高は6〜7mになる。他の木に先立って芽吹く。まわりがまだ冬色の4月に、広い緑の葉を、対生に広げていたらヒロハツリバナだ。

丹沢
犬越峠
070520
若い木の樹皮は滑らかでわずかに縦筋がある。太くなると縦縞がはっきりし、浅く裂けるようになる。

丹沢
城ヶ尾峠
080706
葉は対生し、葉身は長楕円形か倒卵状長楕円形で、先は尖る。縁には非常に細かな鋸歯がある。
新しい枝が伸びると、上の写真のように、羽状複葉のようにも見える。


丹沢
神の川
060430
花は両性花
5〜6月に葉腋から長さ4〜8cmの柄を出して淡緑色の花を10数個付ける。花弁、雄しべ、萼片はともに4個で、ツリバナの仲間の識別に役立つ。ちなみにツリバナは5数性である。


丹沢
犬越峠
070520
朔果には横に張り出した4個の翼があり、十字形に見える。秋には果皮が裂け、赤い仮種皮に包まれた種子がぶら下がる。。

群馬県
坤六峠
111029
ツリバナの仲間の冬芽は、非常に細長く先が尖る。ヒロハツリバナはツリバナに比べて大きい。 冬芽

丹沢
畦が丸
061215

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