フトモモ

学名 Syzygium jambos
別名
蒲桃(中)、Rose apple(英)
蒲桃 分類 フトモモ科フトモモ属 園芸品種? (常緑小高木)
中国名の蒲桃(プータオ)が、沖縄に伝わり「フートー」となり、それが転じたとされる。 原産・分布 東南アジア
神奈川県 自生はない。
用途 果樹
熱帯の樹で、沖縄では古くから栽培されていたが、今は野生化したものが多いとか。
横浜の住宅街で、路地植えの木に花が咲いていた。以下。葉も花も形状が少し異なるので、寒さに強い園芸品種なのかもしれない。
樹皮は、茶色で滑らか。


横浜市
港北区
070611
フトモモ幹
葉は対生あるいは十字対生し、葉身は長楕円状披針形で鋭尖頭。質は革質で、表面は光沢がある。縁は全縁。
写真の木は、楕円形あるいは倒卵形の葉が多い。特に先が、鋭頭もあれば凹頭もあり、本来の種の形質と少し違っているような気がする。


横浜市
港北区
070611
フトモモ葉
花は、沖縄では3〜4月に、白く多数の雄しべのある花を付けるが、横浜の路地では6月に咲いていた。
雄しべが多く、ブラシ状になるのはフトモモ科の特徴。ただこの木は、雄しべが短く、ブラシとは言いがたい。


横浜市
港北区
070611
フトモモ花
果実は夏に黄色く熟す。
この木の実は、秋に熟した。直径4cmほどの球形で液果。先端に萼片が残る。
生食ができ、バラの香りがあるが味は淡白。


横浜市
港北区
071011
フトモモ実

樹木の写真Top