アキニレ |
学名 | Ulmus parvifolia |
別名 | イシゲヤキ、カワラゲヤキ Chinese Elm(英)、榔楡(中) |
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秋楡 | 分類 | ニレ科ニレ属 (落葉高木) |
花が秋に咲き、実が晩秋に熟すため。 | 原産・分布 | 本州(東海地方以西)、四国、九州。朝鮮、中国、台湾。 |
神奈川県 | 自生は無い。公園などに植栽されたものがある。 | |
用途 | 公園樹、器具材、薪炭材 | |
関西以西では、荒地や河原に普通に生える。 樹皮は灰褐色で、褐色の小さな皮目がある。不揃いな鱗片状に剥がれ、斑紋が残る。 |
幹 横浜市 港北区 (植栽) 060419 |
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葉が小型なので新緑がきれい。 | 新芽 横浜市 港北区 (植栽) 060419 |
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葉は互生し、葉身は長楕円形で革質。ハルニレに比べても小さい。表面には光沢があり、ざらつく。縁は鈍鋸歯。 | 葉、実 東京都 清澄庭園 (植栽) 021029 |
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両性花。 9月に、本年枝の葉腋に4〜6個、小さな花が束生する。雄しべは4本、大きめな葯がついている。 ニレ科の樹の花は、どれも小さく目立たない。でも秋に花が咲くのは、アキニレだけで、そのための名。 |
花 横浜市 港北区 (植栽) 06920 |
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翼果は長さ10mm前後の楕円形で、中央に種子がある。11月頃に淡褐色に熟す。 | 若実 横浜市 港北区 061011 |
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本葉は成木時の特徴を持っているが、双葉は小さな楕円形で丸みを帯びる。ニレ科の双葉はよく似る。 | 実生 東京都 辰巳公園 180512 |
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一年枝は細く赤褐色で、細毛が残る。冬芽は小さく、枝と同じ色。 | 冬芽 横浜市 港北区 071203 |
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ハルニレに発生すると言われる、ハルニレハフクロフシと同じ形状。 | 葉虫こぶ 台東区 不忍池 020511 |