うどんこ病 学名 (樹種により異なる)
分類 子のう菌(糸状菌)
加害樹 カシ類、マサキ、サルスベリ、バラ、ハナミズキ
非常に多くの樹種で発生する。樹種により、病原菌は異なるとされている。落葉樹では、落葉に付着した菌糸で越冬する。常緑樹では、菌糸が着生したままの葉が冬を越し、翌年の感染源になる。1度発生すると、毎年被害が拡大する傾向がある。初期の対処が重要と言われる。 加害部 初め白色粉状のカビが点々と現れ、後に葉全面が白粉に覆われる。ひどい場合には、若葉が萎縮したりの奇形になる。
加害時期 5月〜10月
防除方法 日当たり、通風を良くする。発生初期に罹病葉を摘除する。さらに殺菌剤を、2〜3回/月散布する。冬季には、罹病落葉を処分する他、石灰硫黄合剤を散布する。
人への害 特になし。
不完全菌類に分類されている。春から初夏にかけて、幹部が拡大し、葉を厚く白いカビが覆うようになる。ひどくなると、葉は、萎縮し早期落葉する。 マサキ葉

横浜市
港北区
040118
盛夏の高温時には、一時期おさまるが、秋にはふたたびひどくなる。
写真のように、葉全体が白くカビに覆われると、薬剤もあまり効果がない。初夏の新葉への感染を防ぐことが重要。
シラカシ葉

横浜市
港北区
060928
上のシラカシと同時期の写真だが、こちらの方が発生初期のためか、薬剤の効果があった。
菌が死ぬと黒ずんでくる。濡れた布などで拭くと、汚れはとれる。
アラカシ葉

横浜市
港北区
060928
枝の梢の芽に、菌が潜伏して越冬するとされる。ひどく感染した木は、剪定で芽を切り取った方がよい。 サルスベリ葉

横浜市
港北区
060710

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